第70回地区年次大会記念誌
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第99代ライオンズクラブ国際会長66Lions Clubs International District 334-BJITSUHIRO YAMADA 早春の候、貴地区の年次大会が開催されますことを心よりお慶び申し上げます。2024年1月1日に能登半島を中心に発生した地震は、日を追うごとに悲惨な様相を濃くし、この文章を書いている現在、まだ数万人が苦しい避難生活を過ごしておられ、コミュニティの復興には大変長い月日を要するだろうと思われます。支援の内容はあり方には様々な思いがあるでしょうが、私たちはライオンズクラブの一員として、自らの財団であるLCIFに寄付をすることで組織の力を最大限に発揮するため協力していただきたいと願っております。多くの方々がこの呼びかけに答えてくださったことにまず感謝を申し上げたいと思います。 今年度はまた、「ミッション1.5」ということで4年間にわたり会員拡大に一丸となって取り組む初年度にあたります。日本においては、多くの地区が年々クラブと会員を減らしつつあります。ここ数年、一つも新クラブができていない、という地区も少なくありません。 もちろん、会員が増えればいいってもんじゃない、というご意見はあるでしょう。私自身、ライオンズクラブ会員としての誇りをもてないようなクラブでは数だけ増えても仕方がないと思います。ですが、その言葉を言い訳に、会員を増やし新クラブを結成する努力をしてこなかったクラブや地区はないでしょうか? そうであれば、ぜひこれを機会ととらえ取り組んでみていただきたいと切に願います。パティ・ヒル国際会長は「世界を変える―Changing the World」を今年のメッセージにしていますが、世界を変えるには、まず自分が変わる、自分の身の回りを変えることが必要です。 会員が入らない、入ってもやめてしまう、その原因がわかっていながら、その原因を取り除く努力をしなかったのではないでしょうか? 少し変えてみることで大きく道が開けることもあります。この「ミッション1.5」を前向きにとらえ、新しい仲間を迎える喜びを多くの皆様が共有していただきたいと思います。 社会も、ライオンズも、大きな変化がある今日ですが、そんな中で地区年次大会は、一年を総括し、地区組織の今後を考える地区最大の行事であり意思決定の場であります。有意義な、そして楽しい大会となることを祈念いたしますとともに、ご参加の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。LCIF理事祝 辞

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